2012年1月20日 (金)

米国ネット広告関連ガイドライン4つの位置関係

最近気になっている4つIABガイドラインの位置関係を整理してみました。

  1. Network/Exchangeの品質保証ガイドライン
  2. 行動ターゲティング広告の自主規制プログラム
  3. Ad Verification(広告掲載条件検証)ガイドライン
  4. データセグメントと収集技術を定義する標準

IAB Guidelines

2012年1月 2日 (月)

データのセグメントと収集技術を定義するIABの新標準"Lexicon"

IAB - Data Segments & Techniques  今年のインターネット広告世界では、ターゲティング・データ活用についてますます議論が活発になってくると思いますが、そもそもこの種のデータには様々な種類のものがあり、すべてを単に"データ"と語っていると混乱するので、もう少し関係者でこれはどういう"データ"なのかということを"同じ物差し"で語れる規準を作っていこうというのが、IABの新標準"Data Segments & Techniques Lexicon"です。この標準では、下記の4つの考え方が基軸となっています。

1.ソース(Source):データはどのように収集されたか
・オンライン購入
・オンライン行動(サーチ、登録等)
・オンライン視聴
・オフライン購入
・オフライン収集

2.属性(Attribution):データ収集者と利用者がどのような関係か
・ファースト・パーティ:Webサイトのオーナーによって収集された
・サード・パーティ:Webサイトのオーナー以外によって収集された

3.引出し方(Derivation):セグメント化するのにどのような技術を利用したか
・意思表示(Declared):ユーザーによって直接提供された情報から引き出した
・推測(Inferred):個々の行動観察か一連の行動パタンの分析から引き出した

4.様式(Modality):データがどのような状態として記載されているか
・予測的(Predictive):未来の行動か状態の記述
・説明的(Descriptive):現在か過去の状態の記述

このドキュメントに詳細が書かれていますが、後半部分ではより具体的に、この標準を使って、関係者がどのようにコミュニケーションするかについて記載されています。

 

2011年11月 4日 (金)

2015年には米国のディスプレイ広告費の1/4はRTBベース取引に

US-RTB-Display-Ad 2011/10/27の eMarketerに "Real-Time Bidding Spending to Quadruple This Year"という記事があり、その中で2011/10/13 に開催された Ad Revenue 4 conference で発表されたIDC実施の "Ad Revenue Report: Controlling Your Brand's Future" というレポートの一部が紹介されていた。全文はここからダウンロードできる。 eMaketerの記事のデータから左記の通りグラフ化したが、米国での2010-2015年のインターネット広告/ディスプレイ広告/RTBによるディスプレイ広告の各市場規模(縦軸:Billion Dollars)が予測されている。 2010→2015年でインターネット広告/ディスプレイ広告の市場規模はともに2倍に成長するが、ディスプレイ広告比率はほぼ一定の約3割と変わらず、ディスプレイ広告内のRTB比率が4%→27%で大きく伸びると予測されている。

2011年3月23日 (水)

CCI ADJUST事業本部 引越完了(新オフィス入口風景写真)

ADJUST-1 ADJUST-2  クライテリア・コミュニケーションズ社は3月1日にサイバー・コミュニケーションズ社(CCI)と合併し、CCIの中に新設された ADJUST事業本部 (広告本部システム開発本部の2本部から構成される)と、コミュニケーションテクノロジー本部として再出発しました。この3連休に引越を行い、昨日3月22日より、CCIが入っている「コモディオ汐留」ビルで業務を開始しました。
 従来のCCIのオフィスが7階をまるまるワンフロア使っているのに対して、ADJUST事業本部は同ビルの8階の1/4のスペースを使っています。入口には「ADJUST事業本部」の表記があります。8階のエレベーターホールで入口に迷わないようにオフィス入口のありかを示す「案内板」があります。案内番の奥を右折すると廊下の奥に「入口看板」が見えます。ここを左折すると「呼び出し電話機」があります(7階と同タイプ)。8階に上がったら「ADJUST」の赤いロゴを頼りにお来し下さい。
ADJUST-3 ADJUST-4

2010年10月27日 (水)

ソーシャルメディア上の評判分析ツール Communication Explorer を発表しました

Communication explorer  本日、弊社(株)クライテリア・コミュニケーションズより、”ソーシャルメディア上の評判分析ツール「Communication Explorer」のサービス開始について”というプレスリリースを行いました。今朝の日経産業新聞朝刊に出ていました「SNSの書き込み自社評判 文章から詳細に分析」という記事が、このプレスに対応します。
 Communication Explorer は、Twitter等のソーシャルメディアに書かれた文章をリアルタイムに評判分析するサービスです。類似のツールと違い、文章の「意味解析技術」により「感性」や「意図」等を把握できるため、生活者の生の声やブランドに対する意識などの「評判」を、すばやく容易に入手可能です。また、顔文字やギャル文字などにも対応できており、適用範囲が広い実用的なものです。
 明日から2日間開催されます『ad:tech tokyo 2010』の展示ブース「42」にて、Twitterに書き込まれたハッシュタグ"#adtechtokyo"付きの書き込み等を、リアルタイムで評判分析しておりますので、是非展示ブースの方へお立ち寄り下さい。

<おまけ>
 明日5:40pm-6:30pmに、同じく『ad:tech tokyo 2010』のカンファレンス(トラックD)におきまして、「次世代アドソリューション~アドネットワークを利用した見込み客/顧客とのコミュニケーション手法新潮流~」というセッションで、広屋がパネラーとして登壇しておりますので、アドネットワーク/アドテクノロジーにご興味のある方は、こちらの方にも是非お来し下さい。

2010年6月27日 (日)

米国ではインターネット広告費の2割がアドネットワークに投下されている

US Online Ad Spend  最近発表された Razorfish社の "Outlook Report 2010" の P.15 に、2009年の米国でのインターネット広告費の使い方に関するデータがありました。1番たくさん利用されるインターネット広告費は専門サイトで、2番目はサーチやディレクトリ、そして3番目がアド・ネットワークで、実にインターネット広告費全体の20%が投下されていることがわかります。
 ポータルは4番目で、5番目にはソーシャルメディア・ディスプレイ広告というカテゴリが見られます。6番目にはメディアではなくデータ・ブローカーという種類が見られます。米国では広告掲載面をアド・ネットワークから購入し、ターゲティングデータをデータブローカーから購入するというトレンドが広がってきていると聞いていましたが、すでにここまで大きく成長していたのですね。
 このインターネット広告費の投下トレンドは日本の現状とは大きく違いますが、感覚値で言えば2年遅れの日本でも、いずれこのような大規模アド・ネットワーク市場ができるのではないかと思われます。日本のインターネット広告市場規模が昨年7000億円でしたので、20%といえば1400億円相当の規模となります。まだまだ日本のアド・ネットワーク市場は伸びていくと考えられます。

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IAB が Ad Network/Ad Exchange の品質保証ガイドラインをリリース

米国では300を超える Ad Network/Ad Exchange が乱立しており、広告主が安心して広告掲載できるように IAB品質保証ガイドラインを制定しました。内容としては、Ad Network/Ad Exchangeに関する「広告在庫の確保方法」「コンテンツ・カテゴリの種別や深さに関する定義とそれらに対するターゲティングの定義」「広告在庫の調査方法」「オフライン行動ターゲティング・データやサードパーティ・データを利用しているか」に関する情報公開方法詳細を定めたものです。
下記にその具体例の一つである「広告在庫の確保方法」のみ簡単に記載してみますが、こういうチェックリストを作成することで Ad Network/Ad Exchange の品質を具体的に定義しようというものです。これは書かれている項目がこうあるべきというガイドラインではなく、広告主への判断材料を標準化しているものです。

■広告在庫確保の方法■IAB Networks and Exchanges QA Guidelines

1. 媒体ソースの透明性
A. すべてをリアルタイム公開
B. すべてを公開
C. 部分公開
D. 最小限の公開または未公開

2. 媒体との関係の透明性
A. 直接:媒体社からの在庫
B. 間接:Ad Network/Ad Exchangeからの在庫

3. コンテンツの透明性
A. まともな UGC(User  Generated Content)
B~F. やばいコンテンツ
G. プライバシーポリシーがあるか

4. 広告掲載情報の透明性
A. 広告掲載位置
  B. 広告クリエイティブ受容性の可否
  C. ビデオ広告の可否

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2010年5月16日 (日)

米国ディスプレイ広告レポート"2010 Display Advertising Study"(Collective-media社)

 Collective-media社発表の "2010 Display Advertising Study" のレポートに、米国アドネットワーク/アド・エクスチェンジ関連の調査データが載っていましたので、気になるグラフのタイトル名と項目名をささっと和訳して、データを引っこ抜いてみました。

           
  Ad Network を使う一番の理由は何ですか?
      2009年 2010年  
    リーチ 68% 72%  
    ターゲティング 61% 65%  
    最適化 46% 41%  
           
  Ad Network間で何が一番違いますか?
      2009年 2010年  
    ターゲティング 19% 18%  
    視聴者構成 - 13%  
    広告在庫品質 23% 11%  
    サイトの透明性 12% 10%  
    リーチ 3% 8%  
           
  ■どんなターゲティングを利用していますか?
      2009年 2010年  
    デモグラフィック 72% 70%  
    行動ターゲティング 69% 59%  
    コンテンツマッチ 60% 56%  
    サイト・カテゴリ 67% 47%  
    地域 60% 43%  
    リターゲティング 48% 38%  
           
  Ad Exchangeを利用する際に最も重要なことは何ですか?
      2010年  
    ターゲティング 55%  
    価格 52%  
    最適化 46%  
    分析 44%  
    リーチ 41%  
           
  Ad Exchange がいつかは Ad Netowrk に取って代わると思いますか?
      2010年  
    YES 28%  
    NO 72%  
           
  Ad Network の性能を評価するのにどのような指標を利用しますか?
      2010年  
    CTR 64%  
    CPC 61%  
    CPA 48%  
    ブランド認知度向上力 35%  
    インタラクション率 33%  
    ブランド好感度向上力 25%  
           

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